Yuto.Sのブログ

理系大学に在学中の2年Yuto.Sと申します!毎日のんびりと更新しています(´_ゝ`)ごゆっくりどうぞ~(^^)/

階級化した日本社会

 

 現在、「新・日本の階級社会(2018)」という本を読んでいる。この本は、収入の違いによって日本国民を5つの階級に分けて、1955年より行われている「社会階層と社会移動全国調査(SSM調査)」をもとに各階層での収入以外の相違も含めてあらゆる角度から考察した社会学者執筆の本だ。

 

新・日本の階級社会 (講談社現代新書)

新・日本の階級社会 (講談社現代新書)

 


 では、どのような階級に分けられるのか。以下の通りとなる

 

  • 階級 (日本国民に占める割合) 可処分所得:手取り平均

 

  1. 資本家階級   (  4.1%)  861万円~
  2. 新中間階級   (20.6%)  499万円
  3. 正規労働者   (35.1%)  370万円
  4. アンダークラス (14.9%) ~186万円


これに加えて

 

  • 旧中間階級(12.9%)303万円

 

新日本の階級社会(2018)p82 図表3-1 "4+1階級の特徴"より抜粋


 今の日本はこの5つの階級からなり、固定化しつつあると筆者は提唱している。さらに、残酷なことに一度その階級に属してしまうと階級間の移動は困難を極め、さらには子どもや孫の代までその階級が引き継がれることを示唆している。


 例えば、親が会社の社長ないし代表取締役(資本家階級)ならば、子どもにその役職を継がせようとするのは目に見えて分かるだろう。当然ながら、子どももその地位を引き継ぐことになる。自営業(旧中間階級:生産手段を持つ労働階級のこと)も同じことが言える。


 ただ、残酷だなと思ったのはアンダークラス(労働者階級:非正規雇用者)も同様のことが言えるということ。何らかの理由で高校を中退ないし大学を中退,又は就職活動で新卒や第二既卒のうちに就職できなくて、(一時的に)とりあえずフリーターになった場合、その後正社員に転身するのは困難を極め、大概の場合、一生非正規雇用で働くことになるという研究データが出ている。


 よく、日本の社会は「敷かれたレール」と比喩されることが多い。「中学校行って,いい高校に通って,就職,専門学校で専門性を身に付ける又は,いい大学に進学して,いい会社に就職する。」新卒一括採用は諸外国にはないため、しばし批判の対象になるけれど、仕事に従事するための技量を身に付けていない学生を「とりあえず雇ってくれる」システムは、日本人特有の温情からなるものかもしれない。


 しかし、理由を問わず一度でも「敷かれたレール」から外れたものに対する扱いは容赦ないようだ。アンダークラスになる可能性が一気に高くなる。さらに言えば人間は同じような人や階級,学歴の人とパートナーになることを切望するため、玉の輿結婚がない限り,階級は固定化されて末代まで継承されるというのはあながち大袈裟な話ではないことが分かる。


 前にゾッとしたのは、「同じ300万円の奨学金を受けている大学生同士が付き合ったら、600万円の借金を抱えたカップルの誕生になる。とてもじゃないけど、第一子どころか結婚式の費用も賄えない。借金返済に追われる日々が続く」という奨学金のニュースを見たこと。何気なく過ごしている日常も、思わぬところに罠が潜んでいる場合もあるので、気をつけなければならない。Yuto.S自身


高校,大学受験は終わったけど

 

2年後の就活も気をつけないとね(^^;)